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三島由紀夫「豊饒の海」シリーズ

昨年11月の映画「春の雪」の記事のコメントに刺激され、「春の雪」から続く、三島由紀夫氏の「豊饒の海」シリーズ4巻(新潮文庫)を昨年末から読み始め、やっと読了した。
これは三島氏が三島事件の直前に書き上げた作品で、「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の4巻シリーズの大作で、各巻で主人公が転生して、いろいろな人物になって劇的な人生を送り(各巻毎でストーリーは完結)、それを4巻を通して、本多という人物が関わるという大河小説。
 分量が多くて読み飛ばしてしまいそうになるが、三島氏の精緻な文章はそれを許さない。2巻「奔馬」は三島事件との関連を考えてしまう。3巻「暁の寺」で詳細に記されているタイ(シャム)やインドへ行きたくなる。

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コメント

三島は 自分の虚構の世界に とりこめられた と 思いますよん。。。虚構に侵食される自己。。。クーデターの成功うんぬんよりも あの状況下で 死に向かう ほうが 彼にとっては 大切だったのかも 自分の作品のように 自己の人生も その美意識の中に 収斂したかったのかも。。。

投稿: きょろちゃん. | 2006年2月 3日 (金) 15:02

“きょろちゃん.”さん、おひさしぶりです!
 コメントありがとうございます。
三島小説は“食わず嫌い”でしたが、この作品群で見直しました。


投稿: ぬも(ぐらん)@管理人  | 2006年2月 3日 (金) 20:28

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» 「豊饒の海(一) 春の雪」三島由紀夫 [日々是口実]
非常に「今更ながら」という感もしないでも無いが、この作品で初めて三島に触れた。 元々、奥さんが三島好きで、小説の話をするとたいてい出てくるので、気にはなっていたのだが、中々手を出す機会を逸していた。 話の筋としては、幼馴染として育った公爵家の息子松枝清顕と..... [続きを読む]

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